バルサミコのようでバルサミコじゃない
スペイン3年連続の干ばつの影響も大きく響き、今季も半ばあきらめていた「ロリ・フェレール・バルサミコビネガー」ですが、2年ぶりに日本上陸となりましたのでご紹介します🎶
少々ややこしい話しになりますが、バルサミコ、バルサミコ酢、シェリービネガーの違いを まず手短にお伝えしてから紹介させていただきます。
バルサミコとは
発祥の地、イタリア発の世界基準となりますが、原材料のブドウはイタリアのモデナ地方又はエミリア地方産限定となります。その製造方法にも細かに決められた厳格な基準があり、それらに準じたものだけが「バルサミコ」と呼ばれます。その価格は100mlで1万円~5万円ほどします。
バルサミコ酢(ビネガー)とは
いわばバルサミコ風ビネガーです。厳格な基準はありません。しかしその全ての品質が悪い訳ではなくバルサミコの基準には該当しないものの、バルサミコに引けを取らないものもあるため、価格はかなりの幅でピンキリとなります。日本のスーパーの棚に並ぶのはほぼこのバルサミコ酢の類です。
ロリ・フェレール・バルサミコビネガーは
やっと本題に入りますが😅 結論から言うと、「シェリービネガー」となります。
商品ラベル内に「バルサミックビネガー」とあるのは、その方がとおりが良いからなのでしょうか。。そのため当店でも「バルサミコビネガー」という商品名にしています(ロリ・フェレールはブランド名)。しかし、原材料のブドウはスペインのシェリー酒で有名なペドロヒメネス種。製造地もシェリー酒発祥の地域であるアンダルシア地方のヘレス・デ・ラ・フロンテーラです。
その製造方法は、まず、ペドロヒメネスを天日干しで甘さを凝縮します。
それをワインにして12年熟成させてから、更に伝統のソレラシステムという手間のかかる製法で2年熟成され、素晴らしい風味が生まれています。
バルサミコや良質なバルサミコ酢のとろみも素晴らしいテクスチャーですが、このロリ・フェレールバルサミコビネガーは前記の製法により累計14年もの熟成期間でありながら、さらりとしたテクスチャーで豊かな風味となっているため、使い勝手はとても優れます。
使い方例
- サラダやフルーツに振りかけるだけで◎
- オリーブオイルと合わせてサラダドレッシングや揚げ物やお肉のソースに◎
- オリーブオイルと合わせてバゲットなどにつけるとバターいらずで◎
- 炭酸割りのドリンクに◎(アルコールを控える妊婦さんが授乳中にママに大人気)
- 炭酸割り+焼酎などのスピリッツ酒+レモンでサワーに◎
ぜひ、あなたの使い方を見つけてくださいね✨
ご家族の健康に
一般的な良質なお酢と同様に、殺菌作用、防腐効果、消化促進、疲労回復に役立ってくれますが、ロリ・フェレール バルサミコビネガーは特にブドウに含まれるポリフェノール類やビタミン類が豊富なため、アンチエイジングや生活習慣病予防に期待できます。特に体力の消耗が激しくなる暑い季節には、お子様~ご高齢者まで美味しく役立ってくれますので、使い慣れるととても重宝な逸品となることでしょう。